はじめに
残高証明書の取得や、売掛金及び買掛金残高一覧表などを経理担当の方に作成して頂きます。
回収したそれらの書類をもとに、残高等を確認することにより正しい経営成績の把握と、税務申告ができます。
ポイント
決算においては、顧問先様の業務形態等に応じて、さまざまな必要資料を回収させて頂くことになりますが、特に売掛金・買掛金の残高一覧を作成される時にご注意頂きたいことがあります。
それは、締め後の処理についてです。
決算日が末日(3月決算なら3/31など)の場合、取引先の締め日も末日であれば請求書の未収金額・未払金額がそのまま売掛金・買掛金の残高になりますが、もしもそれが20日や10日など末日以外であれば、相手先の締め日から月末までに発生している売上・仕入を把握して、決算に反映する必要があります。
(例えば、20日締めの場合、21日〜31日の売上・仕入の洗い出しをお願い致します)
なぜこのようなことをするのかといえば、締め日以降の売上や仕入も当期の収益・費用として計上する必要があるためです。
正しい売掛金・買掛金の把握が正確な会計帳簿の作成には必要不可欠なのです。
取引先に上記のようなパターンがあれば、請求書のチェックにプラスして締め後の取引の把握という処理が必要になることをぜひ覚えておいてください。
澁谷税理士事務所のしている事
決算において、銀行残高の確認や、売掛金及び買掛金の正確な数字の把握は正確な会計帳簿を作成するにあたり、必要不可欠となります。
当事務所では、顧問先様からお預りした資料をもとに正確な会計帳簿を作成し、税務申告書類を作成しております。
経理ご担当の方にお願いしたいこと
経理担当の方には、残高証明書や売掛金・買掛金の残高一覧表、未払金の集計表、棚卸資産の集計表など必要資料を決算日の翌日以降に入手・作成され、できるだけ速やかに回収させて頂ければありがたいです。
また、資料回収後も取引内容などについて詳しくお伺いすることになるかと思います。
ご協力の程よろしくお願い致します。